包茎手術・治療の基礎知識

包茎とは?

包茎とは、陰茎の先端部分である亀頭が、包皮で包まれたままで露出していない状態のこと指します。生まれた時には亀頭は露出しておらず包茎の状態です。幼児、少年、青年と成長するに伴って陰茎・亀頭が成長し、個人差もありますが、成長期の終わる17歳~18歳頃までには包皮の翻転(ほんてん)・亀頭の露出が可能となります。

成長に伴い亀頭が露出するのが通常ですが、成長期が終わっても皮が余っている、包皮口が狭いなどで包茎のままだと自然に治癒するのは難しく、衛生面・機能面に影響を与える可能性があります。日本では成人男性の7割弱が何らかの包茎だと言われています。

包茎の種類

■仮性包茎
包茎で最も多く約9割がこの状態です。平常時は包皮が亀頭をほとんど、または一部覆っています。勃起すると自然に亀頭が露出するタイプからほとんど皮をかぶったままのタイプまであります。平常時・勃起時ともに自分で容易にむくことができます。性交渉に支障ありませんが、亀頭部が刺激に弱く敏感で早漏になりがち、包皮が陰毛を巻き込んで痛むなどの悩みを持つ方が多くいます。

■真性包茎
亀頭先端部の包皮口が狭い、または包皮の内側と亀頭が癒着を起こしていて亀頭の露出ができない状態です。包皮が引っ張られることにより痛みを生じることが多く、通常の性交渉は困難です。排尿にも支障が伴い、包皮に尿がたまりボールのようにふくらんだり、尿がまっすぐに飛ばない、細くしか出ない場合もあります。また、恥垢が溜まるため、不衛生な状態が続けば尿路感染症などの可能性を高めるという指摘もあり、早期の治療が必要です。

■カントン包茎
通常時はなんとか包皮をむくことが出来ますが、包皮口が狭く亀頭や陰茎を圧迫してしまう状態、勃起時はむくのが困難です。何とかむけても勃起してくると亀頭下がヒモで縛られたような状態になるため、長時間放置すると循環障害を起こして腫れ上がってしまいます。その状態でさらに放置すると亀頭が壊死してしまう危険性もあります。包皮の裂傷、腫脹の危険があるため通常の性交渉は困難です。早期の治療が必要となります。

治療の必要性

真性包茎、カントン包茎は日常生活や性交渉に支障をきたすため治療が必要になります。仮性包茎はきちんとケアしていれば生活に問題が出ることはありません。仮性包茎を気にしない方もいますが、手術して治療する方が多いのも事実です。治療の必要はあるのでしょうか?

実は、仮性包茎は医学的には正常で、包茎には含まれません。海外では仮性包茎という言葉もなく自然な状態とされています。宗教的、またはその他の理由で割礼の習慣がある国・地域もありますが、そのような考えが一般的なようです。幼い頃に割礼を受けた人が、大人になってから自然な状態に戻したいと包皮再生を行う事もあるようです。

しかし、日本では昔から包茎を恥とする文化があり、江戸時代の記録にも残っているようです。銭湯や温泉などで他人の裸を見る機会が多かったからでしょうか。上記で述べたように、仮性包茎は決して病気ではありませんが、銭湯や温泉に行くと恥ずかしくて隠してしまう、いざ女性を前にして自信が持てない、陰毛を巻き込んで痛いなどコンプレックスを感じる人は多くいます。

個人によって理由は様々ですが、仮性包茎を治療することで、「長年のコンプレックスが無くなって安心した。」、「女性の前で自信を持てるようになった。」という声も多く、治療することも決して悪い事ではありません。悩みやストレスから解放されるのはとても重要なことです。自信を持つことで、これまでは遠慮していたイベントにも積極的になれるのではないでしょうか。

仮性包茎の治療は行わなければいけないわけではありませが、多少なりとも弊害があるのは事実です。コンプレックスやストレスを感じるのはつらい事です。長い間悩んでいるのであれば、遅い事はありませんので仮性包茎の治療をお勧めします。